宿泊施設や住宅・コテージ、売店やカフェなどの商業施設、ビニールハウスに代わる次世代の農業施設などとして利用されています。他にも、防災備蓄倉庫、喫煙ルーム、冷凍・冷蔵倉庫、仮設施設、公衆トイレ、幼稚園、教会、公共施設などにもおすすめです。
発泡ポリスチレン製のピースを組み立てて造る、ジャパンドームハウス。木材、鉄、コンクリートに次ぐ「第4の構造材」として国土交通大臣の認定を取得している発泡ポリスチレンはとにかく軽く、1棟分でも970kgにしかなりません。このため、運搬や施工にも手間がかからないのが特徴です。しかも、紫外線・薬品・熱などに強く、錆びたり腐ったりすることもなし。空気を多く含み、優れた断熱性で室内の温度を保ってくれる点、水素と炭素だけでできており、身体に害を及ぼす物質を使用していない点も魅力です。
低重心、かつ建物自体が非常に軽いので、大きな地震でも一般的な住宅より倒壊の心配がありません。また、流線型のドーム型のため、風の影響を受けにくい点もポイント。ピースの脚部は地面に埋まっているので、非常に軽い素材でありながら、強い台風でも飛ばされることはないそうです。積雪の多い地域でも、丸い屋根で自然に雪が落ちますし、発泡ポリスチレン自体が圧縮力に大変強いので安心です。
製品は、直径7.7m×高さ4.05m、面積44.2㎡の「7700型ドーム」をはじめ、直径7.7m×長さ8.0m×高さ4.05m、面積45.0㎡の両バイザー付き「7700型アーチ3号」、直径7.7m×長さ13.7m×高さ4.05m、面積89.2㎡の「ロングドーム3号」など3種類をラインナップ。7700型アーチは2m単位で延長でき、広さはもちろん、窓や扉の数・位置も柔軟に変えることが可能です。用途や土地の条件に合わせて、バリエーション豊かな空間を作れる点が大きな魅力です。
もともと石川県でお菓子の製造販売に携わっていた北川代表が、「いつかお菓子の家を作ってみたい。おまんじゅうの中のようなまぁるい部屋に住めたら楽しいだろうな」と夢を抱いたところからスタートしたジャパンドームハウス。お菓子の内箱に使われる発泡スチロール製の経木(きょうぎ)にアイディアを得て、発泡スチロール製のドームハウスにたどり着いたそうです。
非常に軽く、強度があり、経年劣化しにくい素材のため、「災害に強い建物」として注目されています。組み立ても簡単で、短期に完成するため、スピード感が求められる被災地の仮設住宅等にもおすすめ。また、店舗の場合はドーム型の建物自体が目を惹くため、商業施設では広告塔としての価値も期待されています。
価格について公式HPに記載はありませんでした。詳しくは直接お問い合わせください。
ジャパンドームハウスを使った施設として特に有名なのが、阿蘇くじゅう国立公園内にある「阿蘇ファームヴィレッジ」です。標高550m、阿蘇の山々を望む国立公園内に、450棟ほどのドームハウスが採用されており、低コストにて高稼働率を実現。まぁるいドームホテルが立ち並ぶ風景が、「まるで童話の世界に入り込んだよう!」と評判を呼んでいます。
※参照元:ジャパンドームハウス公式HP(https://dome-house.jp/case/accommodation_resort.php)
和歌山県にある宿泊施設「パンダヴィレッジ」では、25棟のドームハウスが導入されています。それぞれ異なるパンダが描かれ、家族連れに大人気。アドベンチャーワールドまで車で10分なので、「パンダ旅行」におすすめです。
※参照元:ジャパンドームハウス公式HP(https://dome-house.jp/case/accommodation_resort.php)
ドームハウスは、ピースを組み立てるだけで完成する簡易さが魅力。基礎工事から組み立てまで、スタッフ3〜4人で約7日間で完了します。ただし、水回りの工事などを行う場合は、1ヶ月ほどかかる場合もあるようです。
石川県加賀市のジャパンドーム本社のほか、岩手県や山形県、埼玉県など全国9ヶ所※にモデルハウスがあり、それぞれ事前連絡の上で見学することが可能です。
また、熊本県「阿蘇ファームヴィレッジ」や和歌山県「南紀白浜とれとれヴィレッジ」、兵庫県「多々良木フォレストリゾート」、広島県「県民の浜 コテージかまがり」など、各地のレジャー施設にも導入されているので、近くに立ち寄った際に訪れても良いですね。
※参照元:ジャパンドームハウス(https://dome-house.jp/modelhouse/)2021年11月調査時点
会社名 | ジャパンドームハウス株式会社 |
---|---|
所在地 | 石川県加賀市新保町ロ3-17 |
設立 | 2004年 |
電話番号 | 0761-44-2525 |
公式HP | https://dome-house.jp/index.php |
このサイトで紹介している7社(※)のドームハウスの主な用途や価格、大きさについて、一覧表にしてみました。気になる用途や予算に合わせて、ピッタリのドームハウスを見つけて下さい。
※2021年11月調査時点、Googleで「ドームハウス」と検索したとき表示された会社を紹介しています。
製品名 | 主な用途 | 価格 | 大きさ・広さ |
---|---|---|---|
イージードームハウス
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|
998,800円~
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外寸: |
ジャパンドームハウス
|
|
要問合せ
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7700型ドーム: |
FDomes
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|
1,192,000円~
|
10畳~40畳 |
BESS DOME
|
|
7,700,000円~
|
φ8.2m・φ9.5m・φ11m |
EARTHDOME
|
|
190,300円~ ※ガーデンイグルー参考価格 |
高さ2.2m×直径3.6m |
deluxs
|
|
262,350円~ ※エコドーム参考価格 |
D3.6m*H2.2m |
FRPドームハウス
|
|
1,228,000円~ ※税不明 |
22平方メートル(約6.6坪) |
製品名 |
イージードームハウス
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ジャパンドームハウス
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FDomes
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BESS DOME
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EARTHDOME
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deluxs
|
FRPドームハウス
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主な用途 |
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価格 |
998,800円~
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要問い合わせ
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1,192,000円~
|
7,700,000円~
|
190,300円~
※ガーデンイグルー参考価格 |
262,350円~
※エコドーム参考価格 |
1,228,000円~
※税不明 |
大きさ・広さ |
【外寸】 |
【7700型ドーム】 |
10畳~40畳 |
φ8.2m・φ9.5m・φ11m |
高さ2.2m×直径3.6m |
D3.6m*H2.2m |
22平方メートル(約6.6坪) |
※上記は2021年11月調査時点の情報です。消費税に関して記載がない価格はすべて税込です。価格はドームハウスとして各社で商品展開しているもののうち、最も安い価格を掲載しています。
「主な用途」については、導入事例をメインに、各社公式サイトの情報を元に調査したものを掲載しています。詳細につきましては各社公式サイト・SNSをご確認ください。