一般的に、小屋や住居を建てる場合、しっかりした強度を得るために基礎工事が必要です。基礎とは、建物を支える土台の部分のこと。木材や鉄骨で造る建物は非常に重いため、土や地面の上にそのまま建てると、重さに耐えきれず地面が沈んでしまったり、地震の際に建物が傾いてしまう恐れがあります。これを防ぎ、長く安心して使用するため、建物の下には基礎を作ることが大切なのです。
ドームハウスでは、住居用の場合は基礎工事が必要ですが、キャンプや小屋などに使用する簡易的なものは、非常に軽い素材を使用しているため、基礎工事が必要ありません。地盤改良工事や基礎工事が不要で、重機等を用いることなく容易に設置や撤去を行うことが可能です。以下で詳しく見てみましょう。
ドームハウスには、HDPE(高密度ポリエチレン)や特殊発泡ポリスチレン、特殊加工が施されたフレームやポリカーボネート板、FRPなどが使われています(下表参照)。いずれも軽いため、地面が沈むことはありません。また、地震や強風など、自然災害が多い日本の環境下に耐えうる性能を備えています。強度が気になる場合は、ドーム選びの際に、素材の性質なども合わせて確認してみて下さい。
ドーム型は、風を受け流す流線型をしているのが特徴です。屋根の庇や雨樋などの突起物がないため、風の抵抗を受けにくく、冬の強い北風や、台風の風にも安心です。また、ドームは、加わった力を全体で受け止めて逃がす頑強な構造をしています。このため、積雪や地震にも強いと言われています。
簡易的なドームハウスは、非常に軽く高性能な素材を使用している上、ドーム構造の強靱さで、基礎工事をしなくても、地震や強風、倒壊に耐えることができます。手軽に設置できる上、安全性も高いため、グランピング施設や医療施設、防災用や自宅用・農業用など、今後もさまざまな場所で活用されるでしょう。
ドームハウス導入の際に
チェックしておきたい
ドームハウスのメーカー一覧
このサイトで紹介している7社(※)のドームハウスの主な用途や価格、大きさについて、一覧表にしてみました。気になる用途や予算に合わせて、ピッタリのドームハウスを見つけて下さい。
※2021年11月調査時点、Googleで「ドームハウス」と検索したとき表示された会社を紹介しています。
製品名 | 主な用途 | 価格 | 大きさ・広さ |
---|---|---|---|
イージードームハウス
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|
998,800円~
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外寸: |
ジャパンドームハウス
|
|
要問合せ
|
7700型ドーム: |
FDomes
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|
1,192,000円~
|
10畳~40畳 |
BESS DOME
|
|
7,700,000円~
|
φ8.2m・φ9.5m・φ11m |
EARTHDOME
|
|
190,300円~ ※ガーデンイグルー参考価格 |
高さ2.2m×直径3.6m |
deluxs
|
|
262,350円~ ※エコドーム参考価格 |
D3.6m*H2.2m |
FRPドームハウス
|
|
1,228,000円~ ※税不明 |
22平方メートル(約6.6坪) |
製品名 |
イージードームハウス
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ジャパンドームハウス
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FDomes
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BESS DOME
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EARTHDOME
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deluxs
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FRPドームハウス
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主な用途 |
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価格 |
998,800円~
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要問い合わせ
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1,192,000円~
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7,700,000円~
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190,300円~
※ガーデンイグルー参考価格 |
262,350円~
※エコドーム参考価格 |
1,228,000円~
※税不明 |
大きさ・広さ |
【外寸】 |
【7700型ドーム】 |
10畳~40畳 |
φ8.2m・φ9.5m・φ11m |
高さ2.2m×直径3.6m |
D3.6m*H2.2m |
22平方メートル(約6.6坪) |
※上記は2021年11月調査時点の情報です。消費税に関して記載がない価格はすべて税込です。価格はドームハウスとして各社で商品展開しているもののうち、最も安い価格を掲載しています。
「主な用途」については、導入事例をメインに、各社公式サイトの情報を元に調査したものを掲載しています。詳細につきましては各社公式サイト・SNSをご確認ください。